貯蓄額についても、自力で貯蓄した人もいれば、親族から贈与、もしくは相続をしたという人もいるでしょう。ですので、平均値より重要なことは、今いくら貯蓄があるか、ということよりも、将来、ご自身が定年退職する時、いよいよ明日から楽しい老後を迎えるぞ、という時に、十分な備えができているか、ということなのです。

最近ではiDeCoやつみたてNISAの登場で、税制優遇を活用した毎月少額の積立投資が随分と身近になってきました。他にも金融機関やインターネット上でも一般個人向けの資産運用商品が年々増えてきているように思います。

ただ、資産運用は総じて難しくてややこいしいと感じている方も多く、実店舗やインターネット上で資産運用の無料相談を行っている会社もあります。将来の準備がまだ不十分で、何か始めないといけないなと感じていらっしゃるのなら、一度専門家の無料相談を活用するのも有効かと思います。

おわりにかえて

今回は、世代別の貯蓄額を見ていく中で、他人にはなかなか聞けないみんなの貯蓄額についてご紹介をさせていただきました。平均値もとっても気になりますが、貯蓄ができないという方は、今一度、自分は何のために貯蓄をするのか、を考えてみてはいかがでしょうか。1つや2つではないと思います。思いつくまで挙げてみてください。

目的が目標となり、何歳までに、いくら貯めるか、それが具体的であるほどリアルな感触と共に準備する必要性を感じやすくなるでしょう。何にせよ、何歳からでも準備をするに越したことはありません。今回の平均額を貯蓄の進捗の目安にしながら、今日から貯蓄活動を始めることをご検討されてみてはいかがでしょうか。

参考資料

総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(二人以上の世帯)―」

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