テレワークだと「ちょっとした確認」が面倒に

ウェブ系企業に勤めるBさんは、テレワークのいい面も教えてくれましたが、その一方で少し不便さも感じていると言います。

「会社にいれば、ほんの一言二言で済むような『ちょっとした確認』が大変になった。ぱっと資料を見せて『これでいいですか?』っていうのができない。チャットを使ってもいいけど、すぐに返事がもらえるとは限らないし、資料を見せるにも添付で送って、何ページのどこの部分か説明を書かなければならないのは面倒」と言います。

こうした「ちょっとした確認」や、面と向かって話せば簡単なことを文章にするのに時間を取られるというのは、確かにテレワークの不便な点でしょう。

家族みんながテレワークで部屋の争奪戦に

金融機関勤務のEさんは、社会人2年目の娘と夫がともに在宅勤務になって部屋の争奪戦が発生しているとため息をつきます。「ネット環境が必要だし、娘も私も原則顔を映してZoomで会議というのが上司の方針。すると背景がごちゃごちゃしている部屋は嫌なので、そうした場所をお互いに融通する必要がある」と言います。

「それに、快適に仕事をするにはちょうどいいデスクとイスが必要だということで、在宅勤務を始めるにあたって家族みんなでデスクとイスを調達。仕事に耐えられるスペックのPCも新調したので、モノが揃うまでとても大変だったしお金もかかった」と話していました。