新型コロナの拡大防止策として、勤務先でテレワークが導入されたという人もいることでしょう。その中では、「今後もテレワークが続いてほしい」と願う人と「早く終わってほしい」と思う人に分かれるようです。今回は、テレワークをしている6人に、満足している点と不満に思う点について聞いてみました。

何と言っても通勤がないのはテレワークのよさ

まずはテレワークのよさについて。ある金融機関で働くAさんは、「通勤がないのは何より素晴らしいこと」と話します。実はAさん、都心の勤務先に通うため通勤には片道1時間半かかるのです。1日24時間のうち3時間を通勤に使うため、通勤中には本を読んだり新聞を読んだりしているようですが、何より体力を使うのだと言います。

「もうそんなに若くないから、座れないとしんどい。片道1時間半立ちっぱなしで、電車の揺れや満員電車の人の重さに耐えながら鞄を持って、本やスマホを片手でささえる。これが結構大変で、通勤が憂うつだった」とのこと。同じ思いの人は多いのではないでしょうか。通勤の苦痛から解放され、その分の時間が浮くのは大きなメリットです。

テレワーク+フレックスで働き方の自由度が増した

続いてウェブ系企業に勤めるBさん。「正直、朝がすごくニガテだった。毎日寝坊の恐怖との闘い。でも、テレワークだと通勤もないし、うちの場合はテレワークになったら始業時間を縛らなくていいよね、という話になった。お子さんが家にいる人も、子どもがお昼寝に入る時間から仕事を始めたいと言う希望もあったし、かなり理解のある会社だと思う」と言います。

「コアタイムはあるものの、フレックスを同時に導入する形になったので、結果的にテレワークで通勤時間も省略できて、フレックスの導入でより働く時間の自由度が増した。テレワークの導入がフレックス導入のきっかけになったので本当にありがたいと思う」と話してくれました。