駐車場で瀕死の状態のところを保護

のんびり、おっとりして見える今のぐっぴーさんからは想像もできませんが、実はぐっぴーさん、元はホームレス猫でした。

飼い主のさきともさんとぐっぴーさんの出会いは、近所の駐車場でとても小さな茶トラ柄の猫が瀕死の状態でうずくまっているのを偶然発見したことから始まります。

さきともさんはその年、最愛の猫「茶っピー」さんを闘病の末亡くしていて、まだ癒えぬ苦しみの中の偶然の出会いでした。茶っピーさんと同じ茶トラ柄の子猫が目の前で死にかけている。保護しないはずがありませんでした。

駐車場で瀕死状態のぐっぴーさん。

動物病院に駆け込むと、生後1カ月くらいだろうと診断された子猫は、体温が非常に下がっているために命の危険があると告げられるのみで、あとはもう子猫の生命力を信じるしかない状態だったといいます。

さきともさんはすぐに自宅に連れ帰り、ヒーターの前で、こすったり、抱きしめたり、タオルでくるんだり…、とにかくありとあらゆる方法で温めたそうですが、子猫は動かないまま。

「どうすれば…」

ふと、半年前に悪性リンパ腫で亡くなった茶っピーさんを介護していた時に、飲み込めなくなった口に直接お水を飲ませたことを思い出し、人肌に温めたお水を数滴、子猫の口に流し込んでみたそうです。

すると!