そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移し高値を試す展開でしたが、大引けに掛けてやや失速しました。取引時間の高値は20,365円(+594円)、安値は20,084円(+313円)となり、値幅(高値と安値の差)は約281円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日続伸となりましたが、上昇率は日経平均株価を大きく下回りました。

東証マザーズ株価指数は5日続伸、売買代金は12日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億6,962万株、売買代金2,188億円となり、いずれも前日より大幅に増加しました。個人投資家の資金流入が続き、売買代金は12日連続で1,000億円を超え、さらに2,000億円をも上回る今年最高の記録となっています。

また、株価指数も+2%超高の大幅上昇で5日続伸となり、800ポイント回復を狙える位置まで上昇してきました。今後は個人投資家の物色意欲の持続次第と言えそうです。

スズキが一時+10%超高の爆騰、ディズニー休園長期化懸念のオリエンタルランドは大幅安

個別銘柄では、株価指数寄与度の高い大型株の一角が買われ、ファーストリテイリング(9983)は一時+6%超高まで上昇し、この銘柄としては爆騰と呼べる値上がりとなりました。

また、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、リクルートホールディングス(6098)なども急騰しましたが、寄り付き前に前期(2020年3月期)の最終損益見通しを従来の▲7,500億円から▲9,000億円へ再下方修正したソフトバンクグループ(9984)はわずかな上昇に止まっています。