夫婦喧嘩といえども「やってはいけないこと」がある
“喧嘩するほど仲がいい”程度ならよいのですが、やはり夫婦喧嘩には「これだけは決してやっては(いっては)いけない」というタブーがあります。このタブーを侵してしまうと、修復できない深刻な状態を引き起こしかねません。
相手の親をおとしめる
「育ちを疑う」「あの親にしてこの子あり」といった暴言、つまり親をけなされることは子として心的ダメージが強く、また、自分自身も同時に強く否定されたような気持ちになります。
本題から脱線した“蒸し返し”
喧嘩しているうちに気持ちが激高すると、つい「そういえばこの間もこんなことあったよね」と本題から脱線した“蒸し返し”をしてしまうことがあります。これでは現在の感情に加えてさらに過去の不快な感情を増幅させてしまうため、喧嘩がますますこじれてしまうでしょう。
相手の容姿や性格を否定する
自力ではどうにもならない外見的特徴(体型や髪、顔の造作など)を攻撃するのは相手を深く傷つけます。また、「いい年してこんな趣味、ばかみたい」といった性格や趣向を否定することも同様です。
相手の収入や仕事について否定する
例えば妻が夫に「こんな安月給じゃやっていけないわよ」、夫が妻に「相変わらずお前のメシはまずいな」といった言葉。自分の仕事をけなされると、プライドを大きく傷つけられる人がほとんどです。これは能力が低いといわれているのと同様の意味を持つため、立ち直れなくなる人もいるようです。