新興株市場の振り返りーマザーズ指数は4日連続でTOPIXに対してアウトパフォーム

2016年6月30日の新興株市場は、JASDAQ指数が対前日比+0.7%上昇、東証マザーズ指数が同+2.4%上昇となりました。TOPIXは▲0.2%下落でしたので、本日はマザーズ指数はTOPIXに対して大きくアウトパフォームしたことになります。

マザーズ市場の出来高は6,118万株、売買代金は1,728億円で、前日比では出来高は微減、売買代金は増加でした。一方、値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は95、変わらず6銘柄でした。

マザーズ時価総額トップ3社は揃って上昇

マザーズ時価総額トップ3社は、そーせいグループ(4565)、CYBERDYNE(7779)、ミクシィ(2121)がそろって上昇でしました。

マザーズでの売買代金上位3銘柄は、そーせいグループ、農業総合研究所(3541)、キャリア(6198)でした。

マザーズの上昇率トップは、ビッグデータ活用コンサルのALBERT(3906)で同+25%上昇(ストップ高)、2位は産直野菜販売の農業総合研究所(3541)で同+19%上昇(ストップ高)、3位はゲーム技術者派遣のエクストリーム(6033)で同+18%上昇でした。

一方、下落率トップは、M&A仲介のストライク(6196)で同▲9%下落、2位は転職情報サイト『キャリコネ』を運営するグローバルウェイ(3936)で同▲8%下落、3位はソフト開発のAWSホールディングス(3937)で同▲6%下落でした。

7月1日の着眼点

30日の東証マザーズ指数は前日比+23.84ポイント上昇し、1,009.48ポイントで引けました。本日の上昇はマザーズ時価総額最大のそーせいグループが急伸したことが大きく寄与しています。終値で節目である1,000 ポインを約半月ぶりに超えて引けたことや、前日に初値が公開価格割れでの上場となったコメダホールディングス(3543)は同+6%上昇で引けたことから、市場のムードは悪くありません。この流れを月替わりの7月1日も続けることかは、物色対象が、時価総額トップのそーせいグループ以外にも広がるかがカギになると考えます。

LIMO編集部