また、自分もお金持ちになるまでに人を切り捨て、利用してきたために、恨みを買っているのではと不安が尽きないと言います。頻繁にパーティを開催したり、地元の友人と飲み会をしたりもしていますが、費用はすべてAさん持ち。「おごり要員」にされているそうです。

「だったらSNSでのアピールやパーティをやめた方がいいのでは…」と思うのですが、お金を使うのをやめると自分の周りから人がいなくなってしまうかもしれないという不安感からやめられないそう。

すでに使い切れないほどのお金があるのに、「お金がなくなったらどうしよう」と心配していました。

お金はなくても幸せなBさん

Bさんは年収100万円ほどのフリーターで、Aさんのような稼ぎはありません。週何日かのアルバイトと数年間だけ会社員をしていたときの貯金で暮らしています。親が遺してくれた田舎の戸建住宅が唯一の財産で、それ以外に資産と呼べるものはないそうです。

そんなBさんですが、「毎日ストレスもなく幸せ」と言います。「好きなこと、好きな人にだけお金や時間を使う」という主義を徹底しているので、見栄のために高い車を買ったり、あまり好きではない人と飲みに行ったりはしません。

洋服や雑貨など、普段使うものも自分が気に入ったものしか買わないので買い物の回数も少なく、さらにお気に入りである分とても大切に扱うので長持ちするといいます。持ち家という強みはあるものの、そもそも無駄なお金を使うことがないので、生活が苦しくなることもないそうです。

最低限生活できるお金があればいいので、アルバイトも時給ではなく、自分が好きな仕事かどうかで選んでいるとのこと。アルバイト以外の空いた時間は、趣味に費やしたり気の置けない仲間と集まったりと、充実した時間を過ごしています。