死亡事故に至る法令違反、何が多いの?

「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別・年齢層別免許保有者10万人当たり死亡事故件数」で1.0件数以上のものは以下の通りです。

16~19歳

運転操作不適:2.31件(合計0.42件)
漫然運転:1.16件(合計0.56件)

80~84歳

運転操作不適:2.59件(合計0.42件)
漫然運転:1.02件(合計0.56件)

85歳以上

運転操作不適:2.59件(合計0.42件)
漫然運転:1.02件(合計0.56件)
安全不確認:1.28件(合計0.39件)

10代、80代で共通して多い法令違反は「運転操作不適」です。「運転操作不適」とは、ペダルの踏み間違いやハンドル操作不適、ブレーキ操作不適などです。これらは自身の運転技量の不足が原因となることもあれば、凍結した路面などの環境に原因があることも。慣れない道や車には要注意です。

まとめにかえて

高齢ドライバー(65歳以上)の悲惨な交通事故が大々的に報じられている影響もあり、高齢者の交通事故が増えているように感じますが、10代の死亡事故も多いようです。また高齢者の交通事故死亡者数については、歩行中や自転車に乗っているときがもっとも多いようですので、注意が必要ですね。

「サポカー補助金」などをうまく活用し、事故を未然に防ぐ方法もあります。また運転免許自主返納による特典も増えてきています。こちらもぜひ活用してみてください。

【参考】
サポカー補助金とは」次世代自動車復興センター
交通事故統計」警察庁
高齢ドライバーの運転免許自主返納、どれくらいの人がしてるの?」LIMO

尾藤 ちよ子