65歳以上の高齢ドライバーが起こす死傷事故が報道などで大々的に取り上げられていますが、一方で高齢ドライバーの運転免許証の自主返納が増えているようです。

高齢ドライバーがどれくらいいるのか、自主返納はどれくらい増えているのか、詳しく取り上げます。

高齢ドライバーってどれくらいいるの?

警察庁の「運転免許統計(令和元年版)」(2019年)によると、2019年末の高齢ドライバー(65歳以上)数は以下の通りです。

男性:1148万1918人(全体:4477万8696人)
女性:736万9719人(全体:3737万9732人)

男性は全体の26%、女性は全体の20%となっています。2018年末と比較すると、男性0.1%増女性2.8%増となっています。

年齢別に細かく見ると、65~69歳が前年比6.0%減ともっとも減少しています。2019年に起こった東池袋の80代ドライバーの死傷事故などの社会的な問題を背景に、65歳以上が自主返納することで取得できる「運転経歴証明書」の影響もあるのでしょうか。

これとは別に10~40代前半においては、少子高齢化の影響か、前年比は減少傾向にあります。