「別に営業をかけようと思っているわけではなくて、ただなんとなく『いい感じだなこの人』と思うから飲みに行く。そうやって楽しい時間を過ごしているからこそ、一生働いていてもいいかなと思う」と言います。

「出会うきっかけがたまたま仕事を通じてだっただけで、知り合ったらみんな知り合い。仕事の話しかしちゃダメなんて決まりはない。そこの垣根を超えて付き合えたら信頼関係もできるし充実感もある。いろんな人と出会うきっかけになっている仕事を手放す気になんてなれないな」と話していました。

「仕事は生活そのものであり続ける」

最後は農業を営むDさんです。「自分の場合は仕事柄だと思うけど、仕事自体が生活だし、生活自体が仕事。生き物を相手にする仕事だから、こっちも手を抜けないし、手を抜く気もない。手をかければかけるだけいいものができる」と言います。

「仕事と生活を分けて考えると生涯現役なんて大変だなあと思うのかもしれないけれど、自分の場合は生きるのに必要なものは死ぬまで変わらないからやめるつもりはない」と言います。

Dさんは農作物を育てるだけでなく、学校や学童をめぐって子どもたちに命の大事さを教えることも仕事の一つとしています。また、若者に農業に興味を持ってもらおうとさまざまな取り組みを行うプロジェクトのメンバーでもあり、毎日多忙ながらもエネルギッシュに働いているのが印象的でした。

おわりに

今回紹介した4人からは、働くことの楽しさが強く感じられました。仕事を楽しめないと生涯現役を目指すのは無謀かもしれませんが、今のうちから生涯現役を見据えたセカンドライフの働き方を考えてみてはいかがでしょうか。

大塚 ちえ