たとえば、45歳で月々2万円を投資に回し、運用していたとすればどうでしょうか。いわゆるつみたて投資というものです。20年間運用し、仕事をリタイアするであろう65歳の時に少しまとまったお金が欲しいということもあるでしょう。

月々2万円を20年間に預貯金しただけですと累計金額は480万円です。

その資金を成長資産で運用し、想定利回り年利6%で複利運用した場合、約924万円になります。これだけでもなかなかまとまった金額ですね。

しかし、月々2万円の投資を10年早い35歳からスタートしていたらどうでしょう。積立期間も10年増えますから35歳から65歳までの30年間の積立総額は720万円になります。

さて、ここからが注目ポイントです。
先ほどと同様に、想定利回り年利6%で複利運用される様な成長資産で運用した場合、30年間の毎月2万円のつみたて投資で約2009万円にもなる可能性があるのです。(ただし、金融商品の手数料等はここでは省きます)。

忙しいのを言い訳にし、この10年をなんとなく過ごしてしまった人はゼロではなく1000万近い金額を相対的にロスした事(機会損失)になるともいえるのです。

ちなみに、この複利の計算は金融庁のウエッブサイトで簡単にシミュレーションできますので、皆さんもぜひ入力をし、様々な条件で検証をしてみてください。