ついに緊急事態宣言が全国に拡大するなど、なかなか国内での収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。外出自粛が続く中、「出かけるのは近所のスーパーマーケットぐらい」という人も多いのではないでしょうか?
内食需要で、スーパーの売上は上昇傾向
まず、『オール日本スーパーマーケット協会』『一般社団法人 全国スーパーマーケット協会』『一般社団法人 日本スーパーマーケット協会』が合同で行っている「スーパーマーケット統計販売調査」の2020年2月実績速報版(3月23日発表)の結果から、カテゴリ別の売上高の前年同月比(全店)を見てみましょう。
・食品合計 …106.9%
・青果、畜産、水産合計…106.8%
・惣菜 …107.3%
・日配 …108.0%
・一般食品 …107.7%
・非食品 …111.2%
・その他 …100.8%
「うるう年で営業日が1日多い」「曜日の並びの関係で、例年より土曜日と祝日が多かった」という要素があるものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による内食需要の高まりや、マスクや除菌剤といった衛生用品の需要の増大が後押しをする形で、全カテゴリにおいて数値が伸びているようです。