タスクの切り替え時間にアラームを設定しておけば途中で時間を気にすることなく集中でき、「アラームが鳴るまでにこのタスクを終わらせなければ」と自分にプレッシャーをかけることができるのも利点である様子。

もちろん終業時間にもアラームをセット。さらに、上司に業務開始と業務終了のメールを送ってオン・オフの切り替えをしているとのことでした。

会社の上司に信頼されているかどうか

いざテレワークを始めてみても、上司からの信頼がないとうまくいかない場合もあるようです。

「上司や会社は基本的に、テレワークにすると従業員は働かないのではないか、サボるのではないか、という疑念を持っている」と語るのは、ある金融機関の人事部で働くCさん。

「部署ごとに部長を招集して、来週以降は極力テレワークにするよう各部署の社員に伝えてほしいと言ったところ、やはり『在宅勤務にするとサボる』という主張がチラホラ。でも一方で、そんなことはみじんも不安に思っていないという部長もいました。その差は、普段から自分の部下を信頼しているかどうかだと思う」と言います。

Cさんはまた、「『在宅勤務にするとサボりそう』と思われている人は、部長から1日に何度も連絡が来たり、その日にやったタスクを書き出してメールを送れと言われたりしているようだ」と話します。

もし、サボっていると疑われて監視されていると感じるようであれば、自分から朝のうちに「今日はこの仕事を終わらせます」とか「今日はこれだけ仕事をします」というように箇条書きでもいいのでタスクを送ってみたり、その日の成果物を必ず提出するようにしたりしてみてはどうでしょうか。