「仲のいい同僚に悩みを相談したら『普通に話していると気にならないけど、文面だと上から目線に感じるときがある』とか、『面と向かって話すといいヤツだとわかるけど、メールだと不愛想な感じがする』と言われた。でも、自分ではそういうつもりはないのだが…」とこぼすAさん。
ただ、周囲に言わせると、丁寧語こそ使っているものの、偉そうな印象の表現があったり、機械的な感じがしたりするのが難点とのこと。また、要点がまとまっておらず、話の先が見えないという課題もあるようです。
対面で相手の反応を見ながら話すのと違い、見えない相手と文面でコミュニケーションを取るときには伝え方に配慮や工夫が必要になるのではないでしょうか。
たとえば相手を気遣う一言を添えたり、単なる挨拶だけでなく「おはようございます、今日はちょっと寒いですね」などと人間味が伝わるような書き方にしてもいいでしょう。失礼にならない程度に、1歩踏み込んだコミュニケーションを取ることも大事かもしれません。
オンとオフの切り替えが上手にできるかどうか
またテレワークでは、オンとオフの切り替えがきちんとできることも仕事をうまくこなすために欠かせない要素です。
IT企業勤務で、世間に押し寄せたテレワークの波より少し早い時期から在宅勤務を始めているBさんは、「オン・オフの切り替えができていない人は仕事が遅いし、集中していないからミスも多い」と言います。
「自分も最初は気持ちのコントロールがうまくいかなくて、TO DOリストを作ったり、TO DOリストに所要時間を書いたり、Outlookのスケジュールにタスクを入れたりしていた。いろいろと模索した結果、自分はExcelで時間割を作ってそこにタスクを落とし込み、同時にスマホでアラームを設定することで切り替えるという方法に落ち着いた」のだそう。