社会人として仕事をしているメンバーには、自分の家族はもちろん、職場にも迷惑をかけるかもしれないので、できれば今は活動したくないという合理的な判断があります。しかし学生たちは、「学校もないし練習もないなら、旅行でもしよう!」という声が上がってしまうほど、危機感を持っていないようでした。
実際街中でも、休校をいいことに遊びに来ている学生らしき若者たちをよく見かけていました。どこかで、自分のまわりにいる人たちの良識を信じていたこともあって、これほどの認識の違いがあるのかと驚いてしまいました。
今は日本だけでなく、世界中の人々が一丸となってコロナ終息に向けて力を合わせるべきとき。もうそろそろ年代や生活環境の違いを越えて「危機感を共有できている」と信じたいのですが、みなさんのまわりの様子はいかがですか?
今は「用心しすぎ」くらいがちょうどいい
人には個性があるのが当然で、リスクに対する感度も人それぞれなのは仕方がないとは思います。しかし今のような緊急事態では、全員で力を合わせて見えない敵に立ち向かっていくしか打開策はないのではないでしょうか。
“自分だけは大丈夫”という理由なき思い込みを捨てて、自分や近くにいる人を守るのに専念することがベスト。それが他人や社会を守ることにもなるのですから。きれいごとを言っているように聞こえるかもしれません。しかし、全員が本気で向き合って戦わなければ、真の光は見えないような気がしてならないのです。
川西 まあさ