まずは、レジ袋がどれくらい消費されているのかを把握する必要があります。環境省によると、日本では1年間に約300億枚ものレジ袋が消費されているようです。

話を単純化するために、この消費量を日本の総人口である約1億2000万人で割ると、赤ちゃんからお年寄りまで1人あたり年間約250枚の消費量となります。それらをすべてエコバッグに置き換えたとすると、どうなるでしょうか?

現在、レジ袋有料化を実施している店舗において、レジ袋1枚当たりの価格は大体3~5円ほど。1人あたり年間250枚を消費しているとすると、約750円~1,250円(税別)という計算となります。

また、エコバッグにはピンからキリまで様々な種類がありますが、100円ショップのエコバッグでも、大切に使えば長持ちさせることができるでしょう。

すでにエコバッグを持っている方や、家にある布で自作できるという方なら、お買い物の中でレジ袋を辞退した分だけ、日々節約ができますね。お買い物の予定がなくても、いつものお出かけ用バッグにコンパクトなエコバッグを忍ばせておきましょう。

エコバッグを持参すると受けられるお得なサービス

ここまでは、もしすべての店舗がレジ袋を有料化したらという前提でお話してきました。実際には、本格的なレジ袋有料化の義務付けは今年7月からなので、現時点ではレジ袋を無料配布している店舗もあります。

一方で、エコバッグを持参するなどしてレジ袋を辞退すると、値引きをしたりポイントをつけたりと、お得なサービスを実施している店舗も多くあるのです。