串カツ田中HD、既存店売上高が対前年同月比77.4%と大幅な落ち込み(2020年3月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は串カツチェーン店「串カツ田中」を運営する串カツ田中HD(3547)の、2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年4月3日に更新された串カツ田中HDの2020年3月既存店売上高は、対前年同月比77.4%と大幅なマイナス成長。内訳は客数74.1%、客単価104.5%で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響から客数が大幅に落ち込みマイナス成長となりました。

続きを読む

また全店売上高も94.7%となり、マイナス幅は既存店に比べ小さいながらもやはり影響を受けています。

なお、同社は3月の月次数字の開示を最後に、4月以降の開示を控えるとの発表を行っています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は11月決算)。

既存店売上高は対前年同月比でプラス月2カ月、マイナス2カ月という状態です。マイナス月の内容を見ると、12月の96.3%に対し3月は77.4%と、新型コロナ問題による打撃が大きいことが見て取れます。

ただし、客単価は2月まで102%前後での推移でしたが、3月は104.5%と伸びを見せました。

また全店売上高は今期3カ月続けてプラス成長を維持しましたが、3月はマイナス成長に転じています。3月の全店の客数は90.4%と既存店の74.1%に比べ健闘してはいますが、プラスを維持するまでには至りませんでした。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は2019年から1,800円台がサポート&レジスタンスとなっていましたが、3月に入り1,800円台を下方ブレイクしています。株式市場全体の下落もあり下方ブレイクの後の下落が止まらず、4月に入ってからは1,000円前後での取引となっています。

新型コロナウイルスの影響により、3月は店舗業績・株価ともに大きな落ち込みを見せました。月次での店舗数字の開示をやめる4月以降、四半期数字がどのような推移を見せるのかが注目されます。

串カツ田中ホールディングスの過去1年の株価推移

拡大する

参考資料:月次報告(2020年3月度)

LIMO編集部

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。