30代にして貯金がすでに2,000万円を超える筆者の知人は、手帳に収入額を書き込んでいました。それは自分の実際の収入ということではなく、自分が将来貯めたい金額から逆算して「今の年齢だったらこのくらいの金額を稼いでおきたい」という理想の収入です。その金額を見ながら、毎日働いていると言います。
その友人はフリーランスで働いているので、自分の仕事に対するモチベーションが収入に大きく影響してきます。だからこそ書き留めておいて、「今月はこのくらい稼ぎたい」という目標を常に意識して働いているとのことでした。
3. レシートの管理
お金を真剣に貯め始めると気になってくるのが出費です。実際、出費がいくらかを把握すると、どのくらい貯められるかというのもわかってくるはずです。
ただ、出費を管理するのは意外に骨の折れる作業で、すべてをきっちり管理するのは大変です。あまり細かくやりすぎると次第に面倒になってきますし、途中でやめてしまっては意味がありません。
簡単に、そして手間なく出費の管理をするなら、レシートを取っておいて時間のあるときに眺めるのが一番です。つまり、出費を事細かに管理するというよりは、自分が何に無駄遣いをしているかを知ることのほうがよっぽど大事ということなのです。
時間がある人はレシートをもとに家計簿をつけてもいいですが、忙しくて時間が取れない人やマメなことが苦手な人はレシートを見て「この出費は無駄だったな」と反省するのに利用するといいでしょう。それをやるだけでもお金の使い方に対する意識は大きく変わります。