また、しくみ化する方法はもう2つあります。1つは個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)です。老後資金を貯めるなら、節税メリットもありますし、毎月の掛け金を自動引き落としにできるので手間もなくオススメです。

もう1つは財形貯蓄です。財形貯蓄も給料から天引きとなるので手間はありませんし、住宅財形や年金財形は双方合計で550万円までの元本から生じる利子が非課税になります。もし会社のほうで手配が可能であれば、給与口座を2つに分けてもらってもいいでしょう。

とにかく、自分の手元にお金が届く前に、貯めたい金額を貯金用口座などに貯める「しくみ」を作ることが大事です。

2. カレンダー・手帳への書き込み

貯金に失敗する人や家計が赤字になってしまう人の中には、家賃の引き落としやクレジットカードの支払いが滞ってしまう人もいます。

そうならないためにも、入金しておかなければならない日や引き落とし日、引き落とし金額をカレンダーや手帳など、毎日見るものに書き留めておくことが大事です。金額と日付を見ておけば、自然とその日を意識してお金の使い方を考えるようにもなります。

また、カレンダーや手帳にはそれだけでなく、給料日と貯金する金額、毎月貯めたあとに貯金残高がいくらになるかも書いておくといいですね。すると自然とモチベーションが高まります。