今週以降の展開はどうなるでしょうか。

チャートの形は短期的には下降トレンドとなっています。ただここからつるべ落としのように下がっていくとも限りません。

ポイントの一つは前週の上昇です。1月17日の高値(24,115円)から3月19日の安値(16,358円)を一つの大きな下降トレンドと見ると、前週の戻しで3分の1戻しを達成しているのです。

そういう点では、この後、ずるずると下がるよりは、二番底(Wボトム)を形成する動きになるのではないかと期待されます。目先意識されやすい17,000円付近で反発し、短期足で下値をサポートされるようであれば買いで付いていくのもいいでしょう。

週足などのやや長い足を見ると、陰線と陽線が交互に出るような方向感を出しづらい動きになっています。見方を変えれば、2月下旬からの急落局面を脱し、下値を探る展開になっているとも言えます。

逆にここから再度下がる展開としては、19,000円付近や25日移動平均線で上値を抑えられてWトップの形になる場合です。その場合は3月19日の安値(16,358円)まで下値メドが下がります。

乱高下しやすい局面なので、Wボトム、Wトップ、どちらになるかを確認してから出動してもいいでしょう。

下原 一晃