株価が暴落して日銀が債務超過に陥っても問題ない

日銀は大量のETFを持っているので、株価が下落すると債務超過に陥るかもしれません。しかし、それでも問題はない、と筆者(塚崎公義)は考えています。

株価が暴落すると日銀が債務超過に陥る可能性あり

日銀は大量のETFを持っています。ETFというのは、株式投資信託の一種ですので、要するに日銀は巨額の日本株を持っている、ということになるわけです。ということは、仮に今後、新型コロナの大流行などによって株価が大幅に下落するようなことがあれば、日銀は巨額の損失を被ることになるわけです。

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買った時の値段より下がれば含み損を抱えることになりますし、それが日銀の「純資産」より多ければ、日銀は事実上の債務超過である可能性も出てきます。

日銀が保有しているETFを時価評価するとすれば、バランスシートが債務超過になるかもしれませんし、買った時の値段でバランスシートに載せ続けるとすれば表面上は債務超過にならないかもしれませんが、実質的な債務超過に陥ることには違いありません。

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塚崎 公義

1981年 東京大学法学部卒業、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行
おもに経済調査関連業務に従事した後、2005年に退職し、久留米大学へ。
現在は久留米大学商学部教授であるが、当サイトへの寄稿は勤務先と関係なく個人として行なっているため、現職は経済評論家と表記したものである。
(近著)
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(雑誌寄稿等)
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