「趣味の合わない洋服」

好みの違いから、義母からプレゼント攻撃を受けているのは新婚のTさん。カジュアルなファッションを好む20代のTさんは、義母と趣味が合わないそうです。

「私はシンプルな服装を好み、柄ものはめったに着ません。色はネイビーやグレーなどが多く、派手めな色は取り入れません」というTさん。反対に、義母は派手好き。彼女の恰好は地味に見えるようで、よくダメ出しをされたといいます。それだけではおさまらず、義母の間違った好意から派手な洋服が贈られるようになったそうです。義母から渡されるのは、目の覚めるようなピンクのコート、パイソン柄のパンツ、オレンジと黄緑のマーブル模様シャツと、Tさんの好みは毎回反映されていません。

前出のベルメゾン生活スタイル研究所が発表した「プレゼント・贈り物」でも、「贈られて困るプレゼント」の第一位に「趣味に合わない服、アクセサリー」が選ばれていました。やはり、好みではないものを身に着けるのは、誰であっても抵抗があるようです。

困りはてたTさんがいらないと伝えても、聞く耳を持たないのだといいます。趣味の違いを否定するのではなく、「私は私」の精神であればこんなトラブルはおきないでしょう。

着ることのない洋服の山を前に、ため息が止まらないTさんでした。