その理由の1つに、「経済力の差」が挙げられます。「夫の方が稼いでいるから」「専業主婦だから」という理由で、つい夫の言いなりになってしまうのでしょう。とくに育児中の場合、自立できるほどの生活費を1人で稼ぐのは厳しい状況です。
しかし、育児や家事も大切な役割の1つ。給料こそ発生しないものの、これもれっきとした労働といえるはずです。経済力の差で上下関係を決めている夫は、家事や育児の労力を理解できていないのかもしれません。
また、子どもがある程度大きくなれば、パートとして働くという選択肢も出てきます。2020年4月から「同一賃金同一労働」が施行されると、正社員とパートの賃金格差も改善されるはず。夫婦間の経済力の差が縮まれば、「夫の考えに従わなければ」と感じることもなくなるでしょう。
まずは、家事や育児も労働の1つであることを理解してもらう、妻も経済力を持つなどのアクションを起こしてみては。夫の価値観も、少しずつ変化するかもしれませんよ。
それでも我慢が続くようなら
それでも夫との関係が変わらず、ストレスは蓄積される一方…。そんな状況に限界を感じ、「離婚したほうが楽だ」という考えに至る人もいるでしょう。「離活」という言葉もあるほど、離婚に向けて水面下で準備を進めている家庭も珍しくありません。