エアフォースワンが大流行しているせいもありますが、何だか街行く人の足元に白スニーカーが増えている気がする今日この頃。オールブラックやカラフルな多色使いのカラーリングを見慣れた目には、なんだか新鮮に映ります。

ただ、フォースワンやスタンスミスなど“いかにも”なラインはちょっと避けたいと思ってしまう方もいるはず。今回は、普段ちょっぴり影に隠れがちな白スニーカーの良作を5足紹介します!

ハマった時のかっこよさはこっちが上

冒頭でスタンスミスを例に出しましたが、その刺客となり得る名作と言えば、やっぱり“スーパースター”でしょう。今年で誕生50年ということもあり、〈アディダス〉が仕掛けるプロモーションにも熱が入ります。

合わせやすさ、無難さではスタンスミスには敵いませんが、上手くコーデにハマった時の破壊力は断然こちらのほうが上。

NBもそろそろグレーよりホワイトを

みんな大好き〈ニューバランス〉からはM998を。シグネチャーカラーのグレーのイメージが強いNBも今ならホワイトカラーが気になります。

よりクラシックな996にちょっと隠れがちな良作998。Nの文字はやや小さめ。ソールはちょっとボリュームがあるのに、横から見ると甲が低いスタイリッシュなフォルムがポイントのモデルです。そして、しっかりアメリカ製。NBの中でも意外と被らない一足だと思います。

国産スニーカーブランドの雄

日本が誇る老舗シューズメーカー〈ムーンスター〉からは定番“ジムクラシック”を。上履きの生産も行なっているため、小学生の時からお世話になっている方も多いはず。

60年代のトレーニングシューズをベースにしていて、今キテいる軍パンなんかとの相性もすこぶる良し。素朴なルックスだけでなく、履き心地もしっかりしているのがありがたい。それでいて、値段もアンダー1万円。まだ試したことがない方はぜひお試しあれ。

この配色、意外とない

前述のムーンスターとは、似て非なる〈アサヒ〉のデッキシューズ。こちらも日本の老舗で、足袋の生産から始まったブランドです。それだけあって、日本人の足へのフィット感は抜群。

デザインは70年代アメリカのデッキシューズがベースになっています。しかし、アッパーがホワイトで、ソールがブラックという意外と見かけない配色がグッド。シンプルなローテクものだけど、さりげなく差をつけたいという方は必見です。

爽やかなのは見た目だけにあらず

フランスの老舗〈スプリングコート〉はスタンスミスと同じテニスシューズ由来。ただ、アッパーにキャンバス素材を採用している分、よりクラシカルな印象です。

そもそも、ブランド名からして春に似合いすぎな一足。太すぎない細身のパンツで、少し上品に合わせたいところ。ちなみに、インソールにはミントの香りが仕込まれています。ルックスだけでなく、香りも爽やかなニクいやつ。

あとがき

今回は、白スニーカーを幅広く5足紹介しました。いずれも、春のコーディネートにハマってくれる一足です。ぜひこの機会にご検討ください!

FACY