「伸びる新人」になるための習慣【2】心のバランスをとる

先述の菅沼勇基さんの著書によると、次に大切なのが「心のバランスをとる」ということだそうです。

社会人になると、この先人生の多くの時間を仕事に費やすことになります。平日は「起きている時間の3分の2が仕事」ということも普通になってくるでしょう。この時、その時間が苦痛に感じるようになってしまうと、「人生そのもの」を苦痛に感じてしまいます。そこで「仕事=苦痛」という考え方を転換する必要がある、というのが菅沼さんの主張です。

近年は「働き方改革」の影響から、短時間で働くことが‟美徳“とされています。しかしいくら働く時間が短くても、その仕事が楽しくなければ「苦痛」に違いはありません。

一方で働く時間が長くなっても、「自分がした仕事で会社の利益が上がって、自分の給料もどんどん上がっていく」という状態だと、「仕事=やりがい」につながっていきます。

つまり、楽しんで仕事ができると、人生の多くの時間を仕事に費やしていたとしても、人生そのもののバランスは取れていくということ。「時間のバランス」を目指すのではなく、まずは「心のバランス」を取るためにはどうするか、と考えて行動することが大切といえるのでしょう。