Cさんは、「普段から一緒に働いている業務委託や派遣社員を同じコワーキングスペースに押し込めておけば、お互いに仕事をしているか監視できるという理由なのだと思う」と続けます。こうした格差があると、やる気も削がれるというものですね。

子どもを見ながらの在宅勤務で思うようにはかどらない

「テレワークが始まったことは評価したいし、働き方改革を加速するいいきっかけだと思うけれど、自分は思ったより大変だった」と話すのはIT企業勤務のDさん。

Dさんは2人の子どもを育てながら、普段は時短勤務で働いています。テレワークになり体力的にも精神的にもラクになるのではと考えていたそうですが、実際は期待通りにはいかなかったと言います。

「今回一斉休校になるにあたって、子どもがいる人から優先的にテレワーク体制に移行させてもらっているので、会社のみんなには本当に感謝している。けれど、子ども同士がケンカして泣きついてきたり、話しかけてきたりして集中できない。子どもにイライラすることで自己嫌悪感を抱いてしまうし、仕事も進まなくて同僚に申し訳ないし、精神的につらい」と嘆きます。

「お昼ご飯も、一人だったらうどんや焼きそばでいいやと思っていたけれど、子どもがいるとそうもいかない。毎日晩御飯の献立を考えるのだけで大変なのに、お昼の献立も考えなきゃいけなくなって苦痛」と語ります。

テレワークかどうかに関わらず、一斉休校の影響で仕事が思うようにはかどらないというケースは少なくなさそうです。