そのような中、日経平均株価も荒い値動きとなりました。特に、日銀による金融緩和政策が発表された直後の後場半ばに一時+354円高まで上昇したものの、大引け直前に一時▲516円安まで急落して17,000円割れの場面が見られました。
その後やや戻して、終値はかろうじて17,000円台を維持しましたが、これで4日続落となっています。最後の1時間で約870円の値幅(高値と安値の差)となる荒い値動きでした。
なお、TOIXも同じような値動きで4日続落となりましたが、下落率は日経平均株価より小幅に止まりました。
東証マザーズ株価指数は4日続落、売買代金は4日連続で1,000億円割れ
東証マザーズの出来高は1億432万株、売買代金854億円となり、いずれも先週末より減少しました。新興市場では個人投資家の見切り売りが少なくなったものの、売買代金は4日連続で1,000億円を下回っています。
さらに、新規上場(IPO)銘柄への資金シフトに伴う換金売りが相応に出たと見られ、株価指数は4日続落となりました。なお、終値は依然として2013年2月以来となる約10年ぶりの安値水準となっています。
オリンパスが一時▲10%超安で連日の暴落、クラボウは高値更新後にストップ安まで急落
個別銘柄では、ファナック(6954)が再び昨年来安値を更新し、東京エレクトロン(8035)、TDK(6762)、京セラ(6971)、アドバンテスト(6857)、ソニー(6758)など主力ハイテク株が総じて大幅安となりました。