特に、ハイテク株ではオリンパス(7733)の下げがきつく、一時▲10%超安まで売られ、連日の暴落となったことが目を引きました。
また、ファミリーマート(8028)が終値で▲5%超安の急落となり、セブン&アイ・ホールディングス(3382)や資生堂(4911)も同様に急落していずれも昨年来安値を更新しています。
その他では、東京五輪の開催中止・延期懸念が強まったことで不動産株の下落が続き、住友不動産(8830)と三井不動産(8801)が昨年来安値更新となっています。
一方、通信株ではKDDI(9433)が大幅高となり、ハイテク株では自社株買いを発表した富士フイルムホールディングス(4901)が堅調に推移しました。
なお、東証1部で唯一の昨年来高値更新銘柄となったのが、新型コロナウイルスの感染の有無を15分で判定できる検査キットを3月16日に発売すると発表した繊維大手のクラボウ(3106)でしたが、高値更新直後から売りが優勢となり、何と一時ストップ安まで売られて引けています。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が急落し、そーせいグループ(4565)も大幅安となりました。一方、手間いらず(2477)がストップ高で引け、アンジェス(4563)も一時ストップ高まで買われています。
葛西 裕一