売りが売りを呼ぶ展開となり、前場の半ばに一時▲1,869円安(▲10.1%安)となり、17,000円台を割り込みました(2016年11月以来)。

ところが、後場に入ると米国株の先物価格の急反発を受けた買戻しが増大し、一時▲400円弱安まで下げ幅を縮小する場面が見られています。結局、最後は再び下げ幅拡大の3日続落で引け、終値も2016年11月以来の安値水準となりました。

なお、TOIXも同じような値動きで暴落となりましたが、下落率は日経平均株価より小幅に止まりました。

東証マザーズ株価指数は大幅3日続落、売買代金は3日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は1億2,864万株、売買代金986億円となり、いずれも前日より増加しました。新興市場では個人投資家の見切り売りが多く出た模様ですが、それでも売買代金は3日連続で1,000億円を下回っています。

さらに、新規上場(IPO)銘柄への資金シフトに伴う換金売りが相応に出たと見られ、株価指数は▲6%安に迫る3日連続の急落となりました。なお、終値は2013年2月以来となる約7年ぶりの安値水準となっています。

住友不動産など不動産株が軒並み暴落、繊維大手のクラボウはストップ高

個別銘柄では、前日は主力大型株で終値が▲5%超安となる急落が続出しましたが、この日は取引時間中に▲10%超安の暴落銘柄のオンパレードとなりました。

これは、東証1部の約78%が昨年来安値を更新したことからも記録的な下落相場であったことが理解できましょう。その後、後場に買戻しが入ったものの、終値ベースでも▲10%超安の暴落となった銘柄が数多く見られています。