Oさんはあれから、一度だけ夫のスマホを覗いてしまったそう。しかし、怪しいやりとりは特に見当たりませんでした。夫が履歴を消したのかもしれませんが、それによって多少心の安定を取り戻した、というOさん。一方の夫はというと、ここぞとばかりにOさんのケアや育児に取り組み、献身的にサポートをしてくれたそう。「そりゃそうですよね。夫には罪悪感があるわけですし。ここでサポートがなければ間もなく離婚していたでしょうね」

今でもよぎる「離婚」。今はまだ結論を出せない妻

結局そのまま、離婚という選択はとらず、今も結婚生活を続けているOさん。あれから夫は帰りも早くなり、育児にも積極的にかかわってくれるといいます。「まだ腹立たしさはありますし、許したわけじゃありません。でも子供は夫に懐いていますし、今離婚するのは得策じゃないかなと」