結婚からしばらくは、新婚気分を味わいながらも仕事に打ち込んだOさん。お互い不定期休の職場だったため、休みがかぶるのは月に1~2日程度。夫の仕事は勤務時間が長く、Oさんが寝付いたあとに帰ってくることも度々でした。

「入籍から半年ほどたった頃、夫のスマホがずっと鳴り続けるので見てしまったことがあったんです。相手はAという名の女性。問い詰めると、ちょっと変わった人に付きまとわれていると困ったように話してくれました。そういうことは大学時代にもあり、本人がなにもないと言っていたので、そのときはそれを信じました」

妊娠が分かったのは、それから約2年後のことでした。つわりが重く、体力勝負の仕事をしていたOさんは退職を選択。妊娠中はトラブル続きで、夫の帰りが遅く1人で過ごす時間が増えたOさんは、精神的に落ち込むことも多かったといいます。

夫が忘れたスマホ。そこに残されていたのは…

切迫早産になってしまい、入院することになったOさん。夫は忙しい仕事の合間を縫ってお見舞いにきたり、電話をしてくれたりしたそう。