新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のため、3月から全国の小中高校における臨時休校が本格的に始まりました。文部科学省が3月4日に暫定集計した時点では、全国の公立小学校や中学校、高校、特別支援学校においては99%が政府の要請通りに臨時休校の措置を取っていることもわかっています。
一方、保育園については臨時休園の要請はありません。厚生労働省が3月5日に各都道府県に通達した業務連絡では、感染への最大限配慮を基本としながらも原則開園の旨が言い渡されています。そんな中、筆者の子どもが通う保育園からは「登園自粛」のお願いがありました。
「在宅勤務が可能なら在宅保育をして」というお願い
3月上旬、筆者が住む自治体から保育園を通じて保護者全員に配られたプリント。読むと、「登園を自粛してほしい」という内容が書かれていました。具体的には、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会社に通勤せずに在宅勤務に切り替えていたり、有給休暇の取得などの措置を取ったりしている世帯に向けたものです。
フリーランスのため、自宅で仕事をしていることが多い筆者はまさしく、在宅勤務中なのでこのお達しの対象です。保育園にも仕事の内容や場所は伝えているので、仕事をしているとは言え、いつも家にいることは先生たちも知っています。
そんな状況のなかでこのお願いのプリントが配られたので、筆者は「感染拡大のリスクが高い保育園にとっても、うちのような家に協力してもらないと困るのだろうな」と思い悩みました。しかし、1歳半の子どもを家で見ながら仕事をすることは非常に困難なのです。