在宅ワークを実際に体験した人が感じたこと?
在宅ワークには、「通勤時間をカットできる」「電話などによる中断が少ないので仕事に集中できる」などのメリットがあります。オフィスコストを削減できるのも企業にとっては大きなメリットです。
一方、在宅ワークならではの苦労もあるようです。先に紹介したGMOインターネットグループのアンケートでは、在宅勤務になったことで業務にどんな支障があったのかについて調査をしています。
本調査では、業務に支障があった点を「作業環境面」と「意思疎通面」、「営業・対外活動面」と「業務面」の4つに分類しています。もっとも多かったのが「在宅勤務の環境が未整備・弱い」という意見でした。
インターネットとパソコンを使った業務がメインになる在宅勤務では、環境の整備が不可欠です。今回、急に長期の在宅勤務にシフトした影響で、自宅の回線が弱い人やノートパソコンを支給されなかった人、自宅に作業用の机や椅子がない人も少なくなかったようです。
コミュニケーションが難しいと感じている人も目立ちます。「チャットだけだとニュアンスが伝わりにくい」「リアルタイムな対応をするのが難しい」などの声も上がっています。「周囲の人の様子がわかりにくい」という意見もみられました。