目に入れない・吸い込まない

ハイターをうすめた手づくりの消毒液が目に入ると、しみたり失明のおそれがあります。また、吸い込むと、咳こんだり呼吸器に異常をきたす場合があるので、使用の際は注意してください。換気をしながら使用するといいでしょう。

絶対に人や塩素が使えない素材のものに使用しない

ハイターは、家庭用の塩素系漂白剤であり、原液は非常に高いアルカリ性です。希釈液であっても、皮膚につくと手荒れなどが起こる可能性があります。安全のため手指や人へは直接吹きかけないでください。また、ハイターは漂白効果があるため、繊維製品や貴金属への使用も不可です。ハイターの取り扱い方法は、ハイターの本体裏側に記載されている注意事項を必ずよく読んでから使用するようにしてください。

また、花王のQ&Aページ「新型コロナウイルスの感染対策で、「ハイター」「キッチンハイター」を薄めた液でドアの取っ手やノブなどを拭いた後は、水拭きが必要なの?」では、ハイターを使用したあとは必ず水ですすぐよう記載があります。ドアノブなど水ですすげない場所は、消毒したあとに水拭きを必ず行なうようにしましょう。

早めに使い切る

花王のQ&Aページ「次亜塩素酸ナトリウムを含む花王の塩素系漂白剤について教えて?」によると、希釈液は、次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすくなっているそうです。明確な保存期間は記載されていませんでしたが、希釈液は保存せず、なるベくその都度つくるようにしましょう。

少し手間ではありますが、ハイター自体は値段も安いので家計の負担にならないのではないでしょうか。効果を最大限に発揮させるためにも、古いものは使わないようにしてくださいね。

「物」の消毒にハイターが使える理由

厚生労働省のホームページ「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項」の中に以下の文章が記載されています。