「学校から指示のあった宿題はもう済んでいるのか」「お昼を作ってあげなければ」といったことから子供のちょっとした雑談相手まで。職場にいれば自分一人のことだけ考えていられるのに、同じ空間にいるとなると途端に子供のことが気になるのが親の性ではないでしょうか。

また、子供も学校にいるときのように友達と会話ができないので、ついつい親に話しかけてしまうものです。平時から「在宅ワークはオンとオフが付けづらい」といわれていますが、こういった不安な時期は特に心に寄り添わなくてはと思ってしまうのではないでしょうか。

筆者は普段から在宅ワークをする一人ですが、子供がいる家と自分しかいない家では仕事をこなせる量が全く異なります。子供にアンテナを張るだけでこんなに集中することができないのだということを、今回多くの方が気付いたのではないでしょうか。

欲張らないで取捨選択

もし子供と時間を取ってあげられるのであれば、一緒に遊んだり新たな勉強を始められるかもしれません。しかし、決して「休日」だから家にいるわけではない在宅ママにはやるべきことがあります。そんなときは「あれもこれもやってあげたい気持ち」をスパッと捨て「子供が安全で安心できる空間作り」のみに焦点を当ててみてはいかがでしょうか。最近では手軽な配信サービスも多数あるので、時間がたっぷりある今だからこそそれら利用し名作を鑑賞させてあげるのもひとつの方法です。