また、一時1ドル=101円台への円高進行を受けて自動車株が連日で大きく売られました。

マツダ(7261)が▲10%安に迫る暴落となり、日産自動車(7201)、いすゞ自動車(7202)、日野自動車(7205)がいずれも▲8%超安、ホンダ(7267)、スズキ(7269)、三菱自動車(7211)がいずれも▲7%超安の急落となっています。

トヨタ自動車(7203)も一時▲6%超安の急落となりましたが、終値はやや戻して▲4%超安でした。

さらに、ハイテク株にも一斉に売りが広がり、シャープ(6753)とルネサスエレクトロニクス(6723)が終値で▲10%超安の暴落となったのを始め、ソニー(6758)やパナソニック(6752)も軒並み急落しています。

なお、金融株への売りも一向に止まず、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が終値で▲11%超安、みずほフィナンシャルグループ(8411)が同▲13%超安になるなど、メガバンク株は揃って暴落となり昨年来安値を更新しています。

一方、わずか22銘柄の値上がり株の中では、KDDI(9433)が小幅高ながら急落相場の中で唯一と言っていいような逆行高になったのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では暴落した銘柄が続出しましたが、連日でストップ高だったアンジェス(4563)が一転してストップ安になったのが注目を集めました。

葛西 裕一