高年収世帯のお金への向き合い方
例えば「老後の不安」に関するアンケート調査ひとつとっても、年収300~500万円未満であれば老後の生活が「心配である」人の割合が8割強となるのに対して、750~1,000万円未満の年収者では7割を割り込んで6割弱と不安は大きく和らぐようです(※)。
ただ、現役世代の家庭では、「子供の教育費」や「住宅取得」に大きなお金がかかるのは世帯年収にかかわらず、同じこと。収入が増えると住宅取得ひとつとっても住む場所は華やかに、子供の教育費でもお金を惜しまずにステイタスを確保しようとする傾向があります。
そうなってくると、生活維持のための支出が増えて資産はなかなか増やせなくなってしまいますよね。不自由のない生活ではあるけれど、預貯金は増えずにお金を循環させ過ぎてしまう。こうなってくるともう、『高年収貧乏世帯』の仲間入りです。