また、1ドル=105円台への円高進行を受けて自動車株が一斉に売られ、スズキ(7269)が一時▲7%安に迫り、マツダ(7261)、三菱自動車(7211)、いすゞ自動車(7202)、日野自動車(7205)がいずれも▲5%超安で引ける急落となっています。

さらに、日産自動車(7201)も▲5%安に迫る急落となり、約11年ぶりの安値を付けました。

その他では、金融株への売りが止まず、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などメガバンク株が全て昨年来安値を更新し、証券株では野村ホールディングス(8604)が▲7%超安の急落で引けたことが目を引いいています。

一方、東証1部でわずか40銘柄に止まった値上がり株の中では、先日発表した大型買収案件を断念することが報じられた(注:会社発表ではない)セブン&アイ・ホールディングス(3382)が一時+7%高に迫る急騰となりました。

財務体質悪化の懸念が薄らいだことで終値も+6%高に迫る逆行高となっています。

新興市場(東証マザーズ)では、そーせいグループ(4565)やオンコリスバイオファーマ(4588)が暴落しました。一方、同じ医療バイオ関連株では、アンジェス(4563)が連日のストップ高で引けています。

葛西 裕一