・「以前、在宅中に暇ができると思い付きで家事を手伝ったりしていました。しかし、妻から言われたのは『今はそれじゃない』という一言。一瞬意味がわからなかったのですが、妻は家事や育児に『優先順位』をつけながらやっているようなんです。
自分としては何かひとつ減ったら喜んでもらえるかなと気をつかわせないように考えて動いたつもりでしたが、妻にしてみたら導線ではない動きをされたのが嫌だったみたいで。ギスギスしたくなかったので二人で『これからはやって欲しいこと、やれることを素直にいいあおう』というルールを作りました。僕もできることを妻に伝える。その中から妻がして欲しいことを選ぶ。お互いストレスがなくいい感じです」
・「最初はやれるときだけ家のことに参加するという風にしていたのですが、仕事が忙しかったり疲れてくるとついつい妻に任せっきりになっていました。ある日妻から『私はあなたと違ってできるときだけやるわけにはいかない』といわれて納得。
それなら僕が必ずやる担当を作ろうということになりました。決められた担当を持つことで、言い訳することもなくなり、ちょっとしたことだけですが何もしない状態から抜け出すことができました」
・「今まで、子供が泣いているときは妻に丸投げしていました。泣いているときは僕が何をしても泣き止まない。それは仕方ないと思っていたんです。しかし妻から『私だって最初からできたわけじゃないんだよ!』といわれてハッとしました。
確かに妻が匙を投げるわけにはいかないんですよね。以来、子供が泣いたときは妻を呼んでくるのではなく、しばらく抱っこしたりあやしたり、おむつのチェックまでしてから妻にお願いするようにしています。まだまだ妻にはかないませんが、僕でも泣き止む回数が増えてくるとうれしいものですよ」
みなさん、試行錯誤しながら夫婦で納得できる方法を見つけ出しているようです。
意思の疎通が「つもり」を防ぐ?
家事や育児が大変だと、妻たちも余裕がなくなりイライラした表情でいることが増えていきます。そんな状態でいるのはお互いに心地よいものではないですよね。妻が理由もなく怒っている、疲れきっている。そんな際は一度話を聞いてあげることも大切かもしれません。夫婦は長く一緒にいると「察して欲しい」とお互い思ってしまうものです。