変化の激しいプログラミングの世界

プログラミングの世界は実に変化が早く、そして多様です。

Webページを制作するならHTMLやCSSの理解が必要ですが、これらを理解できてもスマートフォン(スマホ)アプリを作ることは出来ません。たとえば、iPhoneのアプリケーションを開発するにはこれらとは別の「Swift」という言語の取得が必要となります。

また、一度取得したプログラミングが一生使える保証はありませんので、新しいテクノロジーや言語の登場にキャッチアップする働き方が必要です。

筆者は昔、「これからの時代は、MS-DOSコマンドを覚えておいた方が良い」と人から言われたことがあります。「覚えておかないと将来困る」と脅され、取得を促されたことがありました。

しかし、結果的にその必要性が到来することはありませんでした。今の時代でも、MS-DOS プロンプトを覚えて損することはありません。しかし、だからといって取得して稼ぎに直結することもまたないのです。「プログラミングの取得」と一口にいっても、「時代のニーズ」に耳を傾け、変化の速い業界についていく必要があります。

プログラミングの大変な側面としては、次々と現れては消えていく、新たなテクノロジーの変化の波にうまく波乗りをし続ける「肉食的な生き方」が求められる点ではないでしょうか。

もちろん、プログラミングの「型」や思考を身につけることで、新しい言語への対応は容易になるかもしれません。しかし、先端の知識や技術は都度、身につけていく必要がどうしてもあるのです。