また、実際に在宅勤務を導入しても、チームリーダーがメンバーを信頼できず、「本当に仕事しているのか」という疑念を抱いているとかえって管理が細かくなり、チームメンバーが本来なら顧客対応などの業務にさいていたはずの時間が奪われ、仕事が滞ってしまいます。
在宅勤務は顔を合わせないこともあり、お互いの信頼関係がないと仕事はうまく進みません。社員やチームメンバーを信頼しているかどうかは大きな鍵といえるでしょう。
2. チームで会話ができるツールがあるか
一対一の電話やダイレクトメッセージだけでは、どこでどんな会話が行われているか見えず、透明性に欠けるところがあります。そのため、在宅勤務ではメンバー間で適切な情報共有ができ、同じレベルで物事を理解できるようになるためのテクノロジーやツールが必須です。
たとえば、チャットツールの「Slack(スラック)」は、「#sales(営業社員の連絡用)」「#announce(全社員向けアナウンス)」など、目的や話題に応じたチャンネルを作ることができます。
そのチャンネル内の会話によって、仮に自分と直接関係のないことでも、どんな話が交わされ、何が動いているかが見え、気軽に意見やアイデアを述べることもできます。
また、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」などを使うと、会議室に足を運ぶことなく、大人数でもスマホやパソコンを使って会議を行うこともできます。