・公立幼稚園 64.9万円
・私立幼稚園 158.5万円
・公立小学校 192.7万円
・私立小学校 959.2万円
・公立中学校 146.2万円
・私立中学校 421.7万円
・公立高等学校(全日制) 137.2万円
・私立高等学校(全日制) 290.4万円

幼稚園から高等学校まですべて公立の場合、「学習費」は合計で541万円。一方、すべて私立の場合は1,830万円となり、公立の約3倍です。

ただし、2019年10月からは「幼児教育・保育の無償化」が実施され、2020年4月からは私立高校についても「私立高等学校授業料の実質無償化」がスタートします。これで高校まではある程度の負担軽減が見込まれるため、今後の教育費を考える場合、やはり高校卒業後の学費関連がメインになりそうです。

ちなみに、文部科学省の「学校基本調査」によると、2019年春の高校卒業者に占める高等教育機関への進学率は82.8%と過去最高でした。また、進路のうち最も割合が多かったのは大学(学部)で、進学率は53.7%、となっています。

そこで、次では大学生活にはどれくらいの費用が必要になるかを見ていきましょう。

【参考】
平成30年度 子供の学習費調査」(2018年度)文部科学省
令和元年度学校基本調査(確定値)の公表について」(2019年度)文部科学省

(※1)「学習費」の定義について
文部科学省の基準では、調査対象の教育費を「学習費」と表しています。学習費には、授業料・教科書代・学用品・制服費などを含む「学校教育費」、「学校給食費」、そして「学校外活動費」として通塾費や通信教育費、習い事などの費用を含めて算出しています。

大学進学にはどれくらいお金がかかるの?

では、日本政策金融公庫の「教育費負担の実態調査結果」を見てみましょう。これによると、大学進学にかかった費用の平均は、初年度で245.3万円、2~4年は各156.9万円です(2018年)。
さらに、大学入学から卒業までに必要な入・在学費用については下の表のようになっています。