1ドル=111円50銭の円安を好感する形で、寄り付きから高く推移し、前場の半ばに一時+405円高まで上昇しました。しかし、ここから売りに押され始め、後場の序盤に一時+25円高まで上げ幅を急速に縮小する場面が見られています。

その後やや挽回しましたが、上げ幅は3桁にも届かない続伸で終わりました。

なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となりましたが、上昇率は日経平均株価よりも小幅に止まりました。

東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は23日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は6,587万株、売買代金798億円となり、いずれも前日より微減となりました。依然として個人投資家の物色意欲の回復が鈍く、売買代金は23日連続で1,000億円を下回っています。

また、株価指数も反落となり、再び800ポイント割れに近づいています。先行きにはまだ注意が必要と言えましょう。

セブン&アイHDが▲9%超安の急落、円安を好感したトヨタなど自動車株の一角が大幅高

個別銘柄では、為替相場の円安進行を好感する形で自動車株の一角が買われ、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)、SUBARU(7270)などが大幅高となりました。

また、ハイテク株の一角にも買戻しが続き、ソニー(6758)、オリンパス(7733)、ルネサスエレクトロニクス(6723)などが大幅上昇となり、富士通(6702)は取引時間中に昨年来高値を更新しています(終値は下落)。