色々な視点を取り入れて考える癖がついた

さらに気持ちの切り替えに一役買ったのは、育児中にかけられる世間の言葉です。「母乳? ミルク?」「産むなら女の子がいいわよ」「アレルギーあるなんて可哀想」など、育児中は人それぞれの価値観を押し付けられることが増えます。

そんな時、初めの頃は罪悪感を感じたり、自己嫌悪に陥ったり、自分を責めることもありました。他人に言われたようにしてみるものの、自分にはしっくり来ないこともあります。そんなことを続けているうちに、どれが自分に合い、合わないか、「意見を選り分ける力」がつくように。

また保育士さんやママ友と話すことで、誰でも悩みや問題を抱えていることを知るようになりました。「木を見て森を見ず」ではありませんが、今まで自分の悩みを重く考え過ぎたり、1つの視点からばかり物事を見ていたことにも気付かされました。

大切なのは「誰だっていろいろあるけれど、自分はどう考え、どうするか」。さらに1つだけではなく、色々な視点から物事を考えると理性も発動します。落ち込んでも様々な方面から考え、理性を働かせることで、ウジウジ悩むことが減りました。

自分の感情を変えるための工夫

子どものために、自分の感情を意図的にコントロールすることもあります。

子どもの看病中に親がオロオロすれば、子どもは不安になるでしょう。心身の余裕がなくて親がイライラすれば、子どもは恐怖を感じ安心できないでしょう。できるだけ子どもの前では短時間で不安や怒りを抑え、普段の自分に戻りたいものです。