「金銭感覚」という言葉はよく用いられますし、金銭感覚がおかしいと苦労するであろうことは、多くの人がなんとなく理解しています。

しかし、金銭感覚という言葉は非常にあいまいなものであり、具体的にどのような出費にどれぐらいのお金を使うと「金銭感覚がおかしい」と言われてしまうのかが、ハッキリしていないということもあるでしょう。

自分としては真っ当なお金の使い方だと思っていても、周りから見たらありえないお金の使い方をしているということも、あるかもしれません。

そこで今回は、注意すべき「金銭感覚」をいくつか例に挙げながら、貧乏体質にならないための注意喚起を行っていきたいと思います。

ビジネスパーソンの平均ランチ代は490円

金銭感覚のことを考える際は、日常生活の中で支出の機会が多い食費について触れないわけにはいきません。

2018年にタニタが行ったインターネットリサーチ「働く男女のお昼ごはんに関する調査 2018」の結果によると、ビジネスパーソンが仕事のある日のランチ代にかける金額の平均は、「490円」だそうです。

「200円未満」から「1,000円以上」まで、100円単位に区切られた選択肢の中から1つを選ぶ形のアンケートですが、「500円」を選んだ人が23.5%でもっとも多く、次が「200円未満」で16.8%、「300円」の11.2%と続いています。