ある日「ピアノの練習はやらないの?」と聞くと「おばあちゃんに『夜7時までにして』と言われた」と言うのです。そんな取り決めはしていませんし、話も聞いていません。「改めて話をしても分からない姑だ」ということは分かっていたので「まあ、時間制限をつけて練習する方が集中できるかも」とポジティブに受け取りました。しばらく経つと今度は子供が「おばあちゃんに『ピアノは6時まで』と言われた」と言うのです。さすがに頭にきて「どうして親に言わないで子供に言うの?」と聞くと「あなたたち夫婦にはなしても、私の言うことは聞かないでしょう」とのことでした。
またある時「私はピアノの音は嫌い!」と絶叫していました。しかし、姑はピアノが嫌いとは思えないのです。同居を始めた当初「白いドレスを着てピアノを弾くのが夢なの」と言っていたからです。「ピアノ嫌い!」発言は、自分が弾けないことに対しての「憂さ晴らし」のような気がします。
その一方、吹奏楽部でフルートを担当することになった長女が自宅でフルートを練習することに関しては全くお咎めなしです。むしろ称賛しているくらいです。これを差別といわずに何というのでしょうか?
片づけるのは長女の分だけ
子供たちは三姉妹で同性なこともあり、個人の部屋はなく3人で1部屋を子供部屋として使っています。幸い趣味が一緒なので、仲良くやっています。しかし残念ながら三人とも片付けが得意ではありません。脱いだものは脱ぎっぱなし、机の上も女子力のカケラもないほどの(笑)散らかりようです。でも思春期の娘たちは「触らないで」と言うので親は触りません。