シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「くら寿司」を運営するくら寿司(2695)の、2020年1月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年2月6日に更新された、くら寿司の2020年1月既存店売上高は、対前年同月比104.8%となりプラス成長。なお、速報時点では客数と客単価の内訳は開示されていません。

一方で全店売上高は110.3%であり、既存店・全店ともにプラス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は10月決算)。

既存店売上高は、今期Q1はプラス月2カ月、マイナス月1カ月です。前期Q1は3カ月続けてマイナス成長だったので、前期に比べ今期は成長を見せています。

全店売上高の今期Q1は、3カ月連続でプラス成長を達成。前期Q1のプラス成長は1カ月のみであり、こちらも堅調な推移を見せています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は昨年6月3日の4,080円、8月26日の3,965円でWボトムのチャートを形成し、その後は着実な上昇が続いています。2020年に入り5,500円付近で値動きが停滞しましたが、1月後半から上昇を見せ、6,000円台をうかがっています。

既存店・全店ともに、対前年同月比は前期に比べ堅調な推移を見せています。今期はプラス成長を維持することができるのかが注目されます。

くら寿司の過去1年の株価推移

参考資料: 月別推移

LIMO編集部