いずれにせよ、受験勉強に打ち込んできた新入生が支払える金額でないことは明らかであり、一時的かどうかは別として、親(家計)の経済負担が大きくなることは間違いありません。

【授業料の推移】45年前は私立大学が約18万円、国立大学は4万円弱

ここで、初年度特有の費用がなくなった後の年間授業料(平均額)だけを見てみましょう。私立大学は前掲したように90万4千円ですが、国立大学は前年と変わらずの53万5千円でした。ちなみに、私立大学、国立大学の順序で授業料の推移を見てみると、以下のようになります。

  • 1975年度:18万2千円、 3万6千円
  • 1980年度:35万5千円、18万0千円
  • 1985年度:47万5千円、25万2千円
  • 1990年度:61万5千円、33万9千円
  • 1995年度:72万8千円、44万7千円
  • 2000年度:78万9千円、47万8千円
  • 2005年度:83万0千円、53万5千円
  • 2010年度:85万8千円、53万5千円
  • 2015年度:86万8千円、53万5千円
  • 2016年度:87万7千円、53万5千円
  • 2017年度:90万0千円、53万5千円
  • 2018年度:90万4千円、53万5千円