妻の決断「凍結保存中の受精卵を手放そう」 その意外な理由

──正直、3人目の子どもは欲しい…でも、運よく男女の子どもに恵まれたのだからもう諦めてもよいのでは?

──3人目が生まれたら夫の態度はより悪くなるだろう…いや、3人目が生まれたら夫も変わってくれるかも!?

──保存している受精卵を破棄したら、もう一生、質のよい卵子は採れない…とはいえ、夫が今の状態では子どもは作れない。

──たった2万円…されど2万円…

「凍結延長」と書いて、二重線を引き訂正印を押す…「破棄」と書いて、訂正する。そんなことを繰り返しているうちに、書類は訂正だらけになってしまったそうです。

そして最終的に、大切な受精卵を自ら“破棄”することを選びました。

つらい決断になりましたが、加奈子は今、離婚という結果になった場合にも備え、長い専業主婦時代にピリオドを打ち、新しく仕事を始めたそうです。もしかすると、受精卵を破棄したからこそ、次のステップに進むことができたのかもしれませんね。

そして彼女は強く生きる

今回、友人の加奈子の許可を得て、エピソードをご紹介しました。もともと妊娠しにくい体の加奈子が子どもを持てた喜びは計り知れません。だからこそ、夫に頼ることなく、自分の力で子どもをしっかりと育てなければならない!という責任感があるのでしょう。

同じ女性として、大切な受精卵を破棄し、新しい一歩を踏み出した加奈子を心から応援しています。

上田 みどり

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執筆者

MRとして8年間勤務した製薬会社を退職後、2人の子を持つママライターに。ヒトが産まれる・生きる・死ぬ…それぞれのステージで巻き起こる人間模様を独自の目線でお伝えします。